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引用感想約00101:人間の大地 サン テグジュペリ著 渋谷豊訳

引用:

障害にぶつかるには道具が要る

嵐や霧や吹雪が君の行く手を阻むこともあるだろう。そんなときは、君と同じような目にあった連中のことを考えて、自分にただ一言こう言うんだ。他の者にできたことなら俺にもできるってね

人間のすばらしい矜持を表現した言葉はこうだ。 「誓ってもいい、僕がしたことは他のどんな動物にも真似できない 」

彼は職務の範囲内で、多少とも人類全体の運命に責任を負っているのだ。

人間のすべての努力、すべての計算、設計図とにらめっこで徹夜するすべての日々は、結局のところ、あっけないほどの単純さに到達するほかないようだ。

どうやら、ある機械が完成したと言えるのは、もはや何も付け足す必要がなくなったときではなく、何も削る必要がなくなったときらしい。

研究室の技師、設計士、計算係が、一見したところ、余分なものを削りとること、消し去ることだけに専念しているように見えるのもそのためだ。

僕らはゲームの規則を受け入れた。ゲームというものは、僕らをゲームに見合った人間に作り変えていくものだ。

すべての人が、程度の差こそあれ、漠然とでも本当の人間になりたいと望んでいる。ただし、気をつけなければいけないのは、その解決法の中には人を欺くものもあるということだ。

僕らはこの世界に対して連帯して責任を負っているのだ。

僕らが解放されるには、僕らを互いに結びつける一つの目的を僕らが自覚できるようになればいい。そうなるように皆で助けあうことだ。どうせなら、僕らの一部ではなく 、全員が一つになれるところに目的を探すべきだろう。

同じことは単なる羊飼いについても言える。星空の下で慎ましく羊の世話をしている羊飼いは、もし自分の役割を自覚するなら、もうただの召使いではない。彼は歩哨だ 。歩哨の一人一人が王国全土に対して責任を負っている。

どんなにささやかな役割であってもかまわない。僕らは自分の役割を自覚して初めて幸せになれる。そのとき初めて、心穏やかに生き、心穏やかに死ぬことができる。人生に意味を与えるものは、死に意味を与えるものだから。

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感想:

星の王子様という本がある

有名で良いフィクションだ

フィクションの中から

ほんとうに伝えたいことを読み取ることはできる

でもフィクションの中から得た地図やコンパスに

人生を賭けることは難しい

人間の大地は絵がなくて字が多いけどノンフィクションだから嘘が少なくて安心できる

星の王子様で満たされないならこの本を読んでみるといいよ